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「火垂るの墓 野坂昭如」★★★★★ ジブリ版が観たくなる原作
とにかく「悲しい」、というイメージが強くて、ずっと見るのを避けてきた火垂るの墓(ジブリアニメ)。

先日野坂昭如が亡くなったのを機に、「火垂る〜」と同じく直木賞受賞作でもある「アメリカひじき」を読んでみようと本を手にとったのですが、数ページ読んだところで「やっぱり火垂るの墓を読んでから読むべき」と考えなおした次第。
(どちらも直木賞受賞作でなおかつ2つとも50ページほどの短編、新潮文庫「アメリカひじき・火垂るの墓」には両方入っており、「ひじき」は「火垂る」のパラレルワールド的その後の話でつながっている関係)

悲しすぎたらいつでも読むのをやめよう、と読み始めたら... あっという間の読了でした。

感想

空襲、焼ける家、母の死、荼毘(だび)、虱(しらみ)、空腹、窃盗、暴力、妹の死、敗戦、父の死、絶望、虚無、煙、焔、骨。
70年も前の「戦争の日常」という非日常が圧倒的なリアルで迫ってきて、「平和」を当たり前として暮らしている僕の今の生活との違いにただただ考えさせられました。

そして同じようなこと(戦争、テロ、暴力による悲劇)が今日も世界のどこかで起きていることに奇妙な感覚を覚えます。
世界が平和でありますように。と祈ることしかできません。

これまでずっと避けてきたアニメ「火垂るの墓」。
アニメ版を見た原作者の野坂さんは「ぼくの舌ったらずな説明を、描き手、監督の想像力が正しく補って、ただ呆然とするばかりであった」とその緻密さに驚いたと言います。
今度の夏、ジブリアニメ版の映画が放送される時はぜひ観てみたいと思います。
つらくなったらすぐにやめるけど。


↑1.まず原作がわずか34ページの短編であることに驚く。2.アマゾンレビューは納得の4.3。
3.有名な「節子それドロップやないおはじきや」は原作には出てこない。ふむ。


アマゾン 4.3。★★★★☆
僕レビュー 5.0。★★★★★

おすすめです。短いし。
文章はクセがあってとっつきにくいですが。
ぜひ。

次はいよいよ「アメリカひじき」です。
「ガキの使い チキチキ野坂昭如たたいてさぁ何点?」もあわせて紹介したいと思います。

では。

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今日刷った Tシャツ。
スケボー と 象のはな子。
吉祥寺店でお渡ししました!



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