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「アメリカひじき 野坂昭如」★★★☆☆ おじいちゃんのおもしろ戦争話
最初に一言。
このデザイン、あかん気がする!
短編集の名前は「アメリカひじき・火垂るの墓」なのに、表紙はドーン!と節子!ジブリアニメのDVDパケ写を持ってきただけ!、でタイトルもドーン!と火垂るの墓。アメリカひじきはどこ行った?
あかん気がする!



というわけで、2015年12月に亡くなった野坂昭如を偲んで。
先日の「火垂るの墓」に続きまして、こちらも直木賞受賞作!「アメリカひじき」を読んだ。

60ページほどの短編。

終戦から22年。37歳になった男が、アメリカからの客人をもてなすことになり、当時15歳だった頃の終戦の苦い経験を思い出しながら話は進む。
「男」は火垂るの墓で死んでしまった清太の生き残った版であり、野坂自身だ。
話はおじいちゃんのおもしろ戦争話で、自分も祖父から戦争の話を聞きたかったなぁと思わせられる。
ただ終盤、下ネタというかアメリカからの客人との風俗遊びをあっけらかんと披露。
僕もアメリカには原爆で焼かれた敗戦国民としてアレルギーやコンプレックスはあるわけだけど、戦争を直に体験した野坂氏のそれとは比べものにならないだろう。
そんな米に対するいろんな想いや自分への疑問などが交錯する中、男はその風俗遊びの中にひとつの答えを見出す。

ラスト6ページ。
その答えがずん!と腑に落ちてきて、妻の転調も「あるある」でおもしろくスカっとする。

アマゾン 4.3。★★★★☆
僕レビュー 3.0。★★★☆☆

アメリカコンプレックスのある人、おじいちゃんに戦争の話を聞けなかった人におすすめ。
女性はやや不快かも。

(おまけ)
鬼畜米英/パンスケ/ポンビキ/黒塗りの教科書/スイトン/玉音放送/特別配給/メリケン...
今となっては死語になってたり、不適切な表現として避けられる言葉がポンポン出てきて、逆に新鮮、時代の流れを感じる。

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今日刷ったTシャツ は、HYSTERIC野々村
11月の初公判はドタキャンでびっくりしましたが、明日は強制的に出廷させられるようです。
まだまだ目が離せませんね。

| 本・映画 | 17:46 | comments(0) | - |
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